キラージグⅣはロングジグ自体のスライドアクションで食わせるのではなく、接近してきた魚をショートピッチのスライディングで誘い、独自の食わせアクションでバイトを誘うジグといえる。
アングラーに要求されるのは機械的な単純操作としてのアクションではなく、潮の強弱による入力の大小、横を向いている時間の把握と次のアクションまでのタイミングなど、的確にイメージして操作することが重要である。
これらを的確にイメージした操作を行えば、ヒット率は確実に向上する。
例えるならば、キラージグⅣはマニュアルミッションの車のようなジグといえる。
機械的なオートマチックアクションでも普通にヒットさせることはできますが、
それだけではキラージグⅣの真骨頂をつかんだとはいえない。
ジグ操作におけるアングラーの技量が問われ、そして結果に現れるジグがキラージグⅣなのである。
だから、あえて操作マニュアルのような文章は書くべきではないかもしれないが、できれば最初はK-Ⅲよりも短めのポーズを「確実」にいれることを意識して欲しい。
スピードはいくぶん、早めが良い結果に繋がることも多い。
吉良氏自身も最近は電動リールの最高速で巻き上げながらアクションさせることで、連続ヒットさせている。
とにかく早めのタイトな操作の中にも「間」を「確実」に入れることが最重要なジグとご理解いただきたい。