東京ダイハツは青年企業です。 フロンティアスピリットを発揮

する若人を歓迎し、また期待しております。

 わが社は、ダイハツ工業(株) が生産する自動車全車種を取り扱う東京のメインディーラーとして、30有余年の間幾多の風を乗り越えてきました。しかし、諸君もご存知のように、日本の産業界は貿易の自由化がら資本の自由化へと移行し、外国資本との競争もまことに厳しい時代となっています。 これに打ち勝つための手段として。技術面においてはすでに模倣の域を脱し、コンピューターを駆使した新しい国産の技術を、みずからの手で開発すべく努力しております。また一方では、この技術の変化に対応してゆくための、新産業人の育成に力を入れさらに組織の改革を通じて企業体質の強化に努めております。われわれ自動車業界も、大衆車時代という好況期を迎えたとはいえ、アメリカ資本との競争のために各メーカーの合併、提携が行なわれ、体質強化および競争力の増大をはかっております。 しかし、なんといってもいちばん大事なのは「企業は人なり」ということでしょう。学業にいそしむ学生諸君！よく業界の前途を見てほしいと思います。車はいくらでもできます。 また外国からも輸入されます。 「それに刺激されて、国内でもさらに良い車が生されていくでしょう。しかしかんじんなのは すぐれた車をいかにユーザーに売り、またいかによりよきサービスをして満足を得るか、ということです。これがさらに性能のよい廉価な車を大衆に提供できることに結びついてゆくわけです。 諸君の若き情熱と能力を、自動車業界で最も重要な仕事に打ちこみ、将来をかけてみませんか。数年のうちには必ず一流のプロセールスマン、プロビジネスマン、プロサービスマン となり、業界でいちばん必要な人物になります。わが社は若さとバイタリティーにあふれた企業であり、君を一流のプロに育成するための努力を惜しみません。学内の優劣は問いません 将来、この自動車業界で能力を発揮したい諸君は、ぜひ入社してほしいと思います。われわれと手を握り、業界でいちばん大切な仕事をいっしょにやってゆこうではありませんか。

東京ダイハツ自動車株式会社

取締役社長 井畑春治

 自動車業界は他と比較すると、非常に流動的です。そのため、経営の合理化についてもそのつど、時代に即応した対策を打つことが必要になってきます。自動車のディーラーは、たとえ1カ所に大ビルを建設しても、営業所が組織化・されていないと、スムーズな販売活動は望めません。ダイハツは、網としての営業所を各地に配置し、地区販売会社システムを採用しました。その結果、ディーラーへのサービスも一段ときめ細かなものになり、同時に、各営業所の経営の合理化を進めることにもなっています。

 「指示が硬直化することなく、即決即断ができ、営業所ごとの問題も早急に処理できるようになったからです。また、経営担当者も、営業所内の動きをじかに感じることができ、実績のはあくも容易になってきました。このように効率のよい営業活動を続けるために、ダイハツはつねに、合理化への対策を考え続けています。

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現代に生きる＝にほんの老舗（B）

  爆発的ブームを巻き起したミゼットを前身に、昭和35年ピックアップ型軽四輪車ハイゼットを発売。軽四輪のイメージを一新したスタイリング、その優れた安定性をもって、拍手で市場に迎えられた。以来15年。めくるめく移り変る世情とともに、ハイゼットも時代を先取りすべく変貌をつづけてきた。

  ハイゼットの変遷はつねに業界に新風を吹き込む画期的なものであった。昭和41年に、いち早く水冷2サイクルエンジンを搭載。昭和47年には、軽ライトバンにはじめて両側スライド式ドア採用。そしてついに、保有台数をはじめ、軽商用車のリーダーの名声を獲得するに至った。この人気も、需要層の欲求をみごと商品化したハイゼットなら、しごく当然のことといえよう。

  昭和49年10月、いまここに安全性、操作性の向上のために改良、新しいハイゼットが誕生した。「さすがはハイゼット!」の感嘆するにあたいする充実ぶりである。こんどのハイゼットにも、働きやすさへの配慮が十分なされていることは、ハイゼット15年の歴史が教えてくれるだろう。

萬珠堂(京焼) 京都

広栄堂本店 〈きびだんご〉 岡山

大和屋守口漬総本家 〈守口清〉 名古屋

大野屋総本店〈足袋>東京

松居 〈博多織〉 福岡

結びにかえて