①　昭和８年８月１８日の日付のある、若林洋二遺稿集『 筆のあと 』です。初版 函 布貼装 非売品。巻頭口絵２ページ。 本文２８８ページ。あとがき３ページ。１６歳でこの世を去った若者の遺稿集です。筆者の描いたスケッチなどが 別用紙で所々に掲載されています。 　②　昭和９年４月８日の日付のある、若林虎吾『 医俗夜話 』です。初版 函 布貼装 非売品。巻頭口絵３ページ。本文３１５ページ。「 医業三十五年追懐録 」という副題が付いています。所々に別用紙で写真版掲載。著者は、明治３２年に 徳島市 富田浦町で開業し、徳島市内の代表的な総合病院だった 若林病院の院長です。徳島市医師会長などを兼任しました。現在は「虎吾」と書かれますが、出版当時は「乕吾」となっています。 　③　昭和９年７月２２日の日付のある、若林信子遺詠集『 親ごゝろ 』です。初版 函 天金 布貼装 非売品。巻頭小照１枚。本文１３０ページ。所々に写真や遺詠が別用紙で掲載されています。著者は若林虎吾氏夫人で、５１歳の若さで逝去されています。和歌を趣味とされていました。 　①②③とも、東京市 中野区 若林勲氏編集発行。印刷も東京市内です。一家の本を、短期間で集中的に上梓したことになります。 　詳しい内容は、写真欄をご覧願います。 　いずれも函に経年の変色・薄い汚れ・天地と折れ曲がり部分の小傷み・②の背に折れと小破れがあります。いずれも本冊の両表紙と背に経年の変色・薄い汚れ・背の薄い日焼け・②の一部に線引きがあります。いずれも本文中の保存状態は良好です。 　約９０年前の本ということで、ご理解願います。 　函サイズは①がタテ１９．７ｃｍ×ヨコ１４．２ｃｍ×厚さ２．２ｃｍ、②が１９．７ｃｍ×１４．２ｃｍ×２．３ｃｍ、③が１９．７ｃｍ×１３．７ｃｍ×１．４ｃｍ。 　レターパックプラス６００円でお送りします。 　★保存状態の記述は、あくまで出品者の主観的な評価ですので、保存状態にきびしい方は、入札をご遠慮願います。