整備済み Fender Japan ストラトキャスター ST62 Jシリアル フジゲン製 1989~1990 新品パーツカラー選択可 スキャロップ イングヴェイ仕様
写真は順次追加していきます。次の写真の追加は明日か明後日ぐらいを予定しています。
まずは整備内容について次にリストアップします。
- フレット磨き
- ペグ交換
- 舟形ジャックプレート交換
- ストリングガイド交換
- ストラップピン交換
- ネジ一式交換
- 全ネジ穴エポキシ補強(ネック取り付けネジ以外)
- アースハンダ付け
- アースケーブルのハンダすっぽ抜け対策(アームの動きに裏で絡んでも大丈夫です)
- プラグガリ対策(接点磨き・接点剤塗布)
上記のリストではプラスチックパーツは除いています。
ちなみにギターカスタマイズは40年を超えました。1990年代にはサンフランシスコやロサンゼルスのギターセンターに行って現地で仲の良いプロのミュージシャンと一緒にギターセンターに行って、弾きやすさ重視でチェックしてもらってGibsonを買ったりしていました。ギターの塗装も行いますが、このストラトはこれといった塗装の剥がれもなく、年式にしては塗装の状態はとても良いので、磨き上げるだけにしました。ジャパンヴィンテージとして評価を高めてきた代表格のフジゲンではありますが、クオリティが良いからと塗ってしまって、全て新品のようにしてしまっては、ヴィンテージ感がなくなってもったいなく、このギターは日焼けや多少やれているのがとても良い感じです。
手持ちで確認できた新品プラスチックパーツを次にリストアップします。
- ピックガード:ホワイト/ブラック
- ピックアップカバー:ホワイト/ブラック/ミントグリーン/アイボリー
- TONEノブ:ブラック/ミントグリーン/アイボリー
- VOLUMEノブ:ブラック/ミントグリーン/アイボリー
- レバースイッチノブ:ホワイト/ブラック/ミントグリーン/アイボリー
- アームキャップ:ホワイト/ブラック/ミントグリーン/アイボリー
- バックプレート:ホワイト/ブラック/ミントグリーン/アイボリー
これらのうち1セットの組み合わせでお送りします。
個人的にローズウッドに合ってかっこいいなあと思うおすすめパーツカラーセットの写真を1枚目に載せました。ボディにパーツを乗せただけで撮影しています。ピックガードは新品で、保護シートが表面に貼られていますので、くすんで見えます。シートを剥がすと、ピカピカです。
発送段階ではシートを剥がしますが、剥がさない方が良いようでしたら落札後ご連絡ください。
オリジナルのヴィンテージカラーはホワイトのピックガードにミントグリーンのパーツの組み合わせですが、プラスチックパーツを色々なカラーパターンでボディに乗せて写真を撮って追加していきます。
取り外したフェンダージャパン純正オリジナルパーツも一緒にお送りします。
付け替えると、加工のレリックではない、本物のリアルなレリックにできます。
オリジナルパーツの写真も改めて追加します。
ご存じのように、ST62は1962年製のストラトキャスターの復刻モデルで、フジゲン製造はクオリティが非常に高いです。
ボディがアルダー材、ネックが細めのグリップ、指板がローズウッドです。
特にネックの状態が良いです。目立つような凹みや傷はなく、ツルツルすべすべですごくきれいで、反りも全くありません。
ローズウッドはワシントン条約の絡みで特例が認められたりもしますが、材料の輸出の規制がかかったままであったり、今度ローズウッドの価値は上がる一方で下がることはない希少性があります。
ピックアップは、テキサススペシャルのはずで、ちゃんとFenderのストラトの音がします。
ヴィンテージスタイルが好きならST62を買えばOKと言われますが、ボディのポリ塗装のやれた感じに新品パーツを組み合わせてみるとこれまたかっこいいです。
スキャロップは、押さえやすいことから、速弾きもいいですが、表現が広がります。チョーキングやビブラードなど、メロディに合った重要な短音を響かせる泣くギターが心に染み入り、弾き手のVibeが伝わり聞き手の感動を呼ぶ奏法に向いていると個人的に思います。
スキャロップはレアですが、プロを含めてギタリストから一目置かれるどころか二目も三目も置かれます。弾かせて!弾かせて!状態の人気者になります。
フレットの減りの割合は、フレット全体でならしてみて、3割(1弦)、2割(2弦)、1割(3弦)、ほとんど0割(4弦)、0割(5弦)、0割(6弦)という感じです。特にスキャロップですので、スキャロップの谷からフレットの上まで高さがあり、将来的にかなり減ったとしても、フレットの打ち直しをせずともすり合わせだけで、演奏に影響しない十分な高さを先々も確保しやすいです。
弦を張って、吊り下げて長期保管していました。ギターショップでは吊り下げばかりなのをご覧いただけるようには、保管方法としては他の方法と比べてネックの反りににつながるような負担が抑えられ、吊り下げ保管が一番価値が高いギターと言われます。
およそ35年のヴィンテージながら木部の状態が非常に良く、フジゲン製造の高いクオリティのストラトで新品パーツをつけたくなるレアな一本です。とてもおすすめです。
(2024年 9月 17日 17時 08分 追加)
シリアルナンバーとヘッド部分の写真です。
引き続き、整備時に撮っていた写真を追加していきます。
(2024年 9月 17日 18時 08分 追加) 整備時に撮っていた写真をマージしてアップしました。マージに手間取りました。お時間とりまして恐縮でした。引き続き新しい写真を撮って追加していきます。また日を改めると思います。
(2024年 9月 20日 3時 41分 追加)
まずは、整備内容のリストで漏れがありました。
「サドル」と「トレモロ・スプリング(裏バネ)」も新品に交換しています。
また、フレットの減りの割合でフレット全体でならしたというのは、各弦の全1〜21フレットで平均した減りの割合という意味で、厳密な計測や平均値計算をしたのではなく、ざっと見た感じの割合です。
中には半分ぐらい減っているフレットもありますが、弾いてみてもちろん演奏に支障なく、スキャロップをフル活用して楽しんでいただけます。
手持ちのパーツで、ホワイトのノブがみつかりました。
カラー名それぞれでパーツが揃うことになりました。
プラスチックパーツは、基本的に全て日本製ですが、入手時期が違うこともあり、同じカラー名の組み合わせでも、パーツの種類によって色合いが少しだけ違う場合もあります。
あと、フェンダージャパンでのストラトのスキャロップはST72ローズ指板のイングヴェイ仕様だけのはずで、このスキャロップはショップカスタマイズです。
きれいに仕上げられています。
写真1枚目で個人的にローズウッドに合ってかっこいいなあと思うおすすめパーツカラーセットとして、ピックガードから全てブラックのパターンを載せましたが、ピックガードから全てホワイトで揃えたパターン(6枚目上)もなかなかきれいだなあと思いました。
ちなみに、イングヴェイ本人が演奏しているのはホワイトピックガードにミントグリーンまたはアイボリーというイメージが強いですが、フェンダージャパンのST72ローズ指板イングヴェイ仕様は、本人の要望でホワイトピックガードで残りが一式ブラック(7枚目下)で売り出されたはずです。
色々なパターンで組み合わせて写真を撮っているうちに思ったのですが、人それぞれ好みがあって、こだわりがあったり、着せ替え人形的に付け替える楽しみもあったり、各パーツで同じ色のものが手持ちで重複してありますので、思いきって、プラスチックパーツをおまけで全てお付けします。
1枚目の写真のパターンをおすすめとして取り付けて、残りの今回掲載した写真分のプラスチックパーツを同梱します。
プラスチックパーツの交換は簡単です。エポキシできれいにネジ穴が切れていますので、あまり力を入れずに締めれば、エポキシは硬く、プラスチックパーツの交換を繰り返しても、古いギターにありがちなネジの空回りは先々も回避できると思います。
こちらのギター専用ダンボールで梱包して発送します。
このダンボールで、下のストラップピンを取り外すなどして、ボディー(ストラップピン)保護クッションを調整して梱包すると160サイズにできますが、おそらくそのままの170サイズでお送りすることになろうかと思います。
また日を改めて写真を追加します。
取り外したフェンダージャパン純正オリジナルパーツを整理して、レリックな状態がわかる写真を撮る予定です。
(2024年 9月 20日 7時 41分 追加)ちなみに、ネックの調整や交換以外では、ネジは触らない方がいいです。
このストラトは、ネックが全く反っておらず、見事なほどに美しいストレートで、「全ネジ穴エポキシ補強(ネック取り付けネジ以外)」と書きましたように、エポキシ補強をしませんでした。
ネック脱着のボルトは、車のエンジンの分解と同じで、緩める順番や締める順番に注意が必要なほど繊細です。
調子の良い車を車検で分解するとよく調子が悪くなるように、「精度が出ているデタッチャブルネックは、アンタッチャブル」です。
金属ではなく甘さが出やすい木材は特にズレが生じやすく、ネックの寿命を縮めます。
安易に脱着されていれば、その分ギターの価値が下がってしまっています。
木材は経年で劣化しやすいので、古いギターほどズレやすく、シム(薄いスペーサーでピックを代用したりもします)など接合部に入れなければならなかったり、脱着で木材として甘くなって、入れても入れてもどんどんズレて狂いやすくなります。
古い中古車で調子が悪くなり始めると、修理しても修理しても、次から次へと修理が必要になるのとよく似ています。
ネックは一番力のかかる部分ですので、「古いギターほどアンタッチャブル」です。
送料を安くするためにネックを外して送りますというギターの出品を見たことがありますが、避けるのが賢明です。
小ネタでした。
(2024年 9月 21日 8時 16分 追加)ご質問いただきましたご回答として、皆さんの目に触れやすいように商品説明欄にて、なるべくていねいにと思い、小ネタ含めて長々と書いてしまいましたが、いただいたご質問には全てご回答させていただきました。
ご質問へのご回答は、時間的に余裕がなく、このところご質問自体も止まっており、オークション終了前ですが、ご質問へのご回答はこれで締め切らせてください。
また、明日昼過ぎか夕方近くまでには写真を追加します。
どうぞよろしくお願いいたします。